冬も紫外線に注意!肌を守るための対策と正しい生活習慣
心地良い暖かさの冬の日差しも、実は肌に紫外線ダメージを与える原因です。また、冬は、乾燥による肌のバリア機能も低下するため、影響はより大きくなります。
本記事では、冬の紫外線に注意すべき理由や肌を守るための対策や生活習慣を解説します。
冬の紫外線に注意すべき理由

日差しが弱く感じられる冬も、紫外線はしっかり肌まで届いています。特に注意したいのが「UVA」。
UVAとは、肌の奥まで届いてダメージを与える紫外線のことで、シワやたるみの原因になります。季節による変動が少なく、冬でも夏の6〜7割ほど地表に降り注いでいます。また、UVAは窓ガラスも通過するため、室内や車の中にいても浴びてしまうのが特徴です。
冬の肌は紫外線ダメージを受けやすい

冬は気温と湿度が低く、肌のバリア機能が弱まりやすい季節です。乾燥した肌は外からの刺激に敏感になり、少しの紫外線でも大きな負担となります。そのため、冬は、紫外線と乾燥とのダブルの影響で肌トラブルが起こりやすい時期といえます。
実際に、冬は乾燥による粉ふき、赤みやかゆみ、くすみ、メイクのりの悪化などが増えがちです。これらは乾燥だけでなく、紫外線によるダメージが積み重なることで起こることも多く、特に皮膚が薄い頬や目元は影響を受けやすくなります。
冬の紫外線から肌を守る4つの対策

1.日焼け止めは毎日塗る
冬でも、肌は紫外線の影響を受けるため、顔・首・手の甲だけでも毎日薄く日焼け止めを塗りましょう。冬は乾燥しやすいので、SPF20〜30程度の刺激が少ないタイプを選ぶと肌にやさしく続けやすくなります。
2.保湿ケアをしっかりとする
乾燥した冬の肌はバリア機能が低下し、紫外線ダメージを受けやすい状態です。化粧水でしっかり水分を入れ、乳液・クリームでうるおいを閉じ込める、基本の保湿ケアが欠かせません。特に、頬や目元は乾燥しやすいため、クリームを重ねて塗ると良いでしょう。また、基礎化粧品は季節に応じて使い分けるのがおすすめです。
3.UVカットアイテムを取り入れる
マフラーやネックウォーマー、タートルネックなど、冬は自然と首元を覆うファッションが増えます。これらは紫外線対策にも役立つアイテムです。
雪が積もる地域やスキー場では紫外線量が急増するため、目元の保護も忘れずに行いましょう。
4.室内の紫外線対策も行う
UVAは窓ガラスを通過するため、室内でも日焼けのリスクがあります。冬は太陽の位置が低く、光が部屋の奥まで差し込みやすいことから、知らないうちに紫外線を浴びている可能性もあります。
UVカットフィルムを貼ったり、レースカーテンを閉めると紫外線量を減らせます。
冬の紫外線に負けない肌を作る正しい生活習慣

抗酸化食材でダメージを防ぐ
紫外線を浴びると活性酸素が発生し、肌の老化につながります。ビタミンC、ビタミンE、βカロテンなど抗酸化成分を含む食材を積極的に取りましょう。
冬はみかん、ブロッコリー、ナッツ類、かぼちゃなどが取り入れやすくおすすめです。
血流を良くして肌の修復力を高める
冬は冷えで血流が悪くなりやすく、肌のターンオーバーも滞りがちです。湯船にゆっくりと浸かる、軽い運動をする、ストレッチを取り入れるなど、体を温める習慣が紫外線ダメージの回復を助けます。
睡眠と湿度で“守れる肌”を育てる
寝ている間に肌は修復されるため、質の良い睡眠は冬の紫外線対策にもつながります。寝る前のスマホを控えたり、部屋を暖めておくと眠りの質が上がります。
また、冬は暖房で室内が乾燥しやすいため、湿度40〜60%を保つのが理想です。加湿器がない場合は、濡れタオルを干したり、室内干しをするだけでも湿度を保てます。
まとめ
冬でも紫外線はしっかりと肌に届き、肌にダメージを与えます。しかし、「日焼け止めを毎日塗る」「保湿を徹底する」「正しい生活習慣を整える」を意識するだけで、冬の肌ダメージを抑えやすくなります。
日差しが弱い冬こそ、毎日の小さな紫外線対策を取り入れて、健康な肌を保ちましょう。

