夜間低血糖とは?起こりやすい人と知っておきたい症状

コラム

「夜間低血糖」という言葉を聞いたことはありますか。これは睡眠中に血糖値が必要以上に低くなる状態で、本人が気づきにくいことがあります。誰にでも頻繁に起こるものではありませんが、注意が必要な人や状況があります。本記事では、サインや確認方法、起こりやすいきっかけを解説します。

夜間低血糖とは?

夜間低血糖は、眠っている間に低血糖が起こる状態です。睡眠中は気づきにくく、朝になって体調の変化から気づく場合もあります。誰にでも頻繁に起こるものではありませんが、糖尿病で治療中の方のうち、インスリンなど低血糖を起こす可能性のある薬を使用している方では、特に注意が必要です。

睡眠中や起床時にみられることがあるサイン

夜間低血糖では、寝汗で寝具や寝間着が湿る、悪夢を見る、汗をかいて目が覚めるといった変化がみられることがあります。また、朝起きたときに強い疲労感やいら立ち、混乱した感じが残る場合もあります。
これらは夜間低血糖だけで起こる症状ではありません。繰り返す場合は、自己判断せず医療機関や専門家へ相談し、必要に応じて夜間の血糖値を確認しましょう。目が覚めた時間や、そのときの体調をメモしておくと、相談するときの大切な手がかりの一つになります。

夜間低血糖が気になるときはどう確認する?

夜間低血糖は症状だけでは判断できません。血糖値が実際に低下しているか確認することが重要です。
糖尿病で治療中の方では、血糖値70mg/dL未満が低血糖に対応する目安です。就寝前や睡眠中の測定方法は治療内容によって異なるため、医療機関や専門家へ相談しましょう。治療をしていない方も、気になる症状がある場合は自己判断せず相談してください。

夜間低血糖が起こりやすい人・きっかけ

インスリンや一部の糖尿病治療薬を使用している

インスリンや一部の糖尿病治療薬には、低血糖を起こす可能性があります。普段と同じ治療でも、食事量や運動量が変わると低血糖につながる場合があります。繰り返す場合は自己判断で薬を変更せず、血糖値や症状の記録をもとに医療機関や専門家へ相談しましょう。

治療中に食事量や食事の時間が変わった

糖尿病で治療中の方のうち、低血糖を起こす可能性のある薬を使用している場合は、食事量が少ない、食事が遅れる・抜けるなどの変化が低血糖につながることがあります。「寝る前に食べれば予防できる」と自己判断せず、治療内容に合った食事を医療機関や専門家へ確認しましょう。

運動量が多かった日や飲酒した夜

空腹に近い状態で長時間・高強度の運動をしたり、運動後に十分な食事をとれなかったりすると、血糖値が下がることがあります。特に、糖尿病で治療中の方のうち低血糖を起こす可能性のある薬を使用している場合は、夜間にも注意が必要です。また、食事を十分にとらずに飲酒すると、低血糖につながる場合があります。運動・食事・飲酒を記録しておくと相談時の手がかりになります。

低血糖が確認されたときは、あらかじめ確認した方法で対応する

糖尿病で治療中の方は、低血糖時の対処法を医療機関や専門家と確認しておきましょう。意識があり飲み込める場合は、ブドウ糖など吸収の速い糖質を用いる方法が一般的です。量や再測定は受けている指示に従ってください。
意識がない、けいれんしている、飲み込めない場合は、口から食べ物や飲み物を与えず、すぐに救急対応を行ってください。

まとめ|夜間低血糖は症状と血糖値を合わせて確認しよう

夜間低血糖は睡眠中に気づきにくく、寝汗や悪夢、起床時の体調変化が手がかりになります。ただし症状だけでは判断できません。気になる場合は医療機関や専門家へ相談し、必要に応じて血糖値を確認しましょう。糖尿病で治療中の方は、ご自身の治療で低血糖が起こる可能性を確認し、食事・運動・飲酒の状況も記録しておくと予防や対処の手がかりになります。

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