高血圧と足のむくみの関係|原因と日常でできる対処法

コラム

「足が夕方になるとパンパンになる」「靴がきつく感じる」このような状況が続いていませんか。
高血圧の方は、足にむくみが出やすい傾向にあります。本記事では、高血圧と足のむくみの関係や、日常でできる対処法をわかりやすく解説します。

高血圧で足がむくむ理由

高血圧が続くことで心臓や腎臓に負担がかかり、体内に水分や塩分がたまりやすくなることで、足のむくみが起こることがあります。また、降圧薬の種類によっては、足のむくみが副作用として現れる場合もあります。

腎臓の働きが低下している

高血圧が続くと、血液をろ過する腎臓に慢性的な負担がかかります。腎機能が低下すると、余分な水分や塩分をうまく体外に排出できなくなり、体内に水分がたまりやすくなるためです。水分は重力の影響で足に集まりやすいため、むくみとして現れやすくなります。

心臓への負担が大きくなっている

高血圧の状態では、心臓は常に高い圧力に抗って血液を送り出し続けなければなりません。心臓の機能が低下すると血液の循環がうまくいかなくなり、血液や水分が足に滞留しやすくなります。

高血圧のむくみが悪化する原因

塩分の多い食事

塩分を多く摂ると、体は濃度を薄めようとして水分を体内に溜め込もうとします。結果、血液中の水分量が増え、血圧が上がるとともにむくみも起きやすくなります。高血圧の方にとって、塩分の摂りすぎはむくみと血圧の両方に影響する要因です。

長時間の同じ姿勢

デスクワークや立ち仕事で長時間同じ姿勢を続けると、足の筋肉が動かないためポンプ機能が働かず、血液や水分が足にたまりやすくなります。高血圧で心臓・腎臓に負担がかかっている状態では、この影響がより出やすくなりがちです。

水分の不足

むくむからといって水分を極端に控えると、血液の流れが滞り、老廃物の排出が妨げられる場合があります。ただし、むくみの原因や持病によっては水分摂取の制限が必要なケースもあるため、心配な方はかかりつけ医に相談してみましょう。

むくみを放置すると体への負担が増す

むくみが続く場合は、高血圧だけでなく心臓や腎臓の病気、薬の影響も考えられます。疲れのせいと放置せず、早めの受診が大切です。
むくみを放置すると体内の水分バランスが崩れ、血圧のコントロールがより難しくなります。薬で血圧を管理している方でも、生活習慣の乱れがあると効果が十分に発揮されないことがあるため、注意しなければなりません。心臓や腎臓の機能がさらに低下すると、むくみが悪化する悪循環に陥ることもあります。

日常の工夫でむくみは和らげられる

高血圧によるむくみは、日々の生活習慣を整えることで改善できる部分が多くあります。

食事の塩分を意識する

1日の塩分摂取量の目安は6g未満(高血圧の方)とされています。醤油や味噌などの調味料を減らす、汁物を1日1杯にする、加工食品の頻度を下げるといった小さな工夫から始めましょう。腎機能に問題がない場合は、カリウムを含む野菜(ほうれん草・アボカドなど)を取り入れると、塩分の排出を助ける効果も期待できます。

体を動かす時間をこまめに取る

30分に1回程度、足首を回す・かかとの上げ下げをするといった軽い動きだけでも、ふくらはぎの筋肉ポンプが働き、血液や水分が心臓へ戻りやすくなります。ウォーキングを習慣にできると、血圧の安定にもつながります。

足を心臓より高くして休む

就寝時や休憩時に、足の下にクッションや折りたたんだタオルを置いて心臓より少し高くするだけで、足にたまった水分が戻りやすくなります。寝る前のひと工夫として取り入れやすい方法です。

まとめ

高血圧による足のむくみは、心臓・腎臓への負担や薬の影響によって水分や塩分がたまりやすくなることで起こります。塩分の多い食事や運動不足といった生活習慣がむくみをさらに悪化させるため、日常の見直しが効果的です。むくみが片足だけに出る、急に悪化した、押しても戻らない、息切れや胸痛がある、急に体重が増えたといった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

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